小松さんのお魚豆知識

横浜中央卸売市場の水産仲卸「魚屋勝五郎商店」のブログです。当社の寿司職人小松さんが、便利なマメ知識を教えてくれるブログです。

包丁のお手入れってどうすればよいですか?

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研ぐ頻度は包丁の使用頻度に比例しますので、一概には言えませんが、出来る限りマメにお手入れをして下さい。
切れ味の悪い包丁は食材の繊維を壊し、水分とともに旨味や栄養を流し出してしまいます。包丁で味が変わりますよ!

<ステンレスの場合>
砥石がよいですが、初めての方には大変ですので、刃物を研ぐのが始めての人でも使いやすいシャープナーという道具がオススメです。価格も1,000円~とお手頃です。

<鋼(鉄)の場合>
砥石で研いでください。
砥石は、①荒砥石 ②中砥石 ③仕上げ砥石 がありますが、ご家庭で使われるには、中砥石(なかと)のみで大丈夫です。

※鋼の包丁は錆びやすいので、水分が付いたままや魚の身や切りクズが付いたままだと錆びてしまいます。こまめに拭き取り切り、終わったら直ぐに水洗いして、乾いたふきんで拭いて濡れない場所に置きましょう。
錆びてしまうと包丁が錆び臭くなって魚に臭いが
付くので、面倒くさがらずにこまめなお手入れしてください。


<研ぐ頻度について>
ステンレスも鋼も、使ったら都度、研ぎましょう。
難しい場合は、ステンレスは週1回の休日に、鋼は3回使ったら研ぎましょう。
「使ったらお手入れをする!」を心がけましょう!